JTB パックで会議手配

日経産業

JTBは会議やセミナーなどの企画・運営請負事業で業界初のパッケージ商品を発売した。

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新商品「JTBコンベンションプラン」はホテルなどの会議施設の室料に音響・照明費、水やお茶、ホワイトボードなど運営の基本となる部分の料金を包括した。

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料金は施設や季節により異なるが、例えば24〜60人の会場の場合で二時間二万五千円、終日八万四千円。

特に法人向け営業を行うようなサービス企業にとっては、セミナーというのは、一つの営業手法、接点開拓の重要なチャンネルであったりする。OracleやSAPにせよ、データセンター屋などにせよ、しょっちゅうセミナーを開いては、見込み客を集め、営業リストをこさえている。

ただ、大手ならいざしらず、中小企業がセミナーをやろうと思えば、これは実はかなりマンパワーのかかることで、なかなか前に進まないことのほうが多い。会場の手配やらプロジェクターの手配、ネット回線などなど、、、調整しなければならないことが多すぎて手がまわらないのだ。結局、セミナーの中身よりも、そういった雑事に人と時間をとられてしまい、中身はからっぽなんてことにもなりかねない。
こういったパッケージは面白いなと思う。業界が成熟に向かうと、この手のパッケージが登場してくるというのはマーケティングの常識ではあるが、いいところに目をつけたなぁと思う。

このパックの進化は業界別や目的別によって、オプションが変わってきたりする方法に進むだろう。そして、セミナーで最も大変な「集客」部分をどうパッケージできるかが鍵かもしれない。