成長戦略をブランドに

http://www.zdnet.co.jp/news/0306/05/nj00_panatac.html

4月にPanasonicブランドへの統一を発表した松下。
V字回復商品などの投入成功や、リストラ効果でとりあえず第一段階は終えた感もあり、次に打った手はブランド戦略であった。
ブランド統合とあわせた、全世界への同時コミュニケーション戦略など、スケールメリットとブランド力を最大限発揮するための戦略といえるか。

松下電器産業は、2003年でもこの活動を「V-II商品」として継続していく。V-II商品の主要コンセプトは「ユビキタスネットワーク化の加速」「省エネなど、地球環境対応の促進」「デザインアイデンティティの確立」の3点。

このあたりのポリシーの明快さってのも、いままでの松下にはなかったものだ。
圧倒的な販売店ネットワークを通じてシェアを奪うという「王者」のマーケティングから、目標を決めてそこに突き進むための全体最適をはかる手法へ。
しばらくは松下の動きは注目したい。