アメリカの倫理

http://www.zakzak.co.jp/top/top0605_3_05.html

すでに過去のものとなりつつあるイラク攻撃であるが、そもそもの大義名分であった、「大量破壊兵器」はいまだ見つかっていない。
アメリカの正義の欺瞞にはほとんどの人が気づいているはずなのだが、問題はメディアがアメリカ自身が行う「テロ」について沈黙してしまうということだ。
イラク戦争とは何だったのか? それはチョムスキーを持ち出すまでもなく、「テロ」だ。

アメリカはアフガニスタンが容疑者を引き渡すまで、あるいはボイスがのちに言ったように、アフガニスタンが指導者を代えるまで、アフガニスタンへの対テロ戦争を実行する資格がある。証拠の提供も拒否しているアメリカに、その資格があるというのだ。

福音書に書かれている意味での偽善者でない人たちなら、これを受けて当然、次のような結論に達するだろう。

ハイチはアメリカが殺人者のエマヌエル・コンスタンを引き渡すまで、アメリカにたいする大規模なテロを実行する資格がある、と。


チョムスキーの「メディアコントロール」より。